2年連続増加の8312億円


 

法人の申告漏れ総額、2年連続増加の8312億円

税務関連情報 – 2016年11月11日

 

 国税庁が7日に公表した今年6月までの1年間(2015事務年度)における法人税調査事績によると、大口・悪質な不正計算が想定されるなど調査必要度の高い9万4千法人(前年度比1.6%減)を実地調査した結果、うち約73%に当たる6万9千件(同0.9%減)から2年連続の増加となる総額8312億円(同1.0%増)の申告漏れを見つけた。追徴税額は1592億円(同6.7%減)。調査1件当たりの申告漏れ所得は888万円(同2.6%増)となる。

 

 調査した19.7%(不正発見割合)に当たる1万8千件(前年度比0.4%減)が故意に所得を仮装・隠ぺいするなどの不正を行っており、その不正脱漏所得は前年度比6.8%減の2374億円で2年ぶりに減少。1件当たりでは同6.5%減の1285万円となった。また、法人消費税については、法人税との同時調査で9万件(同1.3%減)の実地調査を実施。うち、5万2千件(同0.1%減)に非違があり、税額565億円(同25.1%増)を追徴した。

 

 不正を業種別(調査件数350件以上)にみると、不正発見割合の高い10業種では、「バー・クラブ」が66.3%で14年連続のワースト1位。「バー・クラブ」は、近年25年間で24回1位(唯一2001年度がワースト2位)という不名誉な記録を持つワースト業種の常連。以下、前年ランク外の「大衆酒場、小料理」(43.1%)、同2位の「パチンコ」(32.7%)、同8位の「自動車修理」(29.3%)、同4位の「廃棄物処理」(28.9%)の順で続く。

 

 また、1件当たりの不正所得金額が大きい10業種では、「民生用電気機械器具電球製造」が7608万円で前年ランク外から1位、次いで、ランク上位常連の「パチンコ」(4895万円)が2位、以下、「水運」(3836万円)、「輸入」(2849万円)、「自動車・同付属品製造」(2478万円)、「産業用機械製造」(2221万円)と続く。不正発見割合でワースト1位の「バー・クラブ」は1439万円、2位の「大衆酒場、小料理」は610万円でともにランク外だった。

 

 なお、源泉所得税については、2015事務年度は11万3千件(前年対比3.0%減)の源泉徴収義務者について調査を行い、このうち、源泉所得税の非違があった源泉徴収義務者は3万4千件(同0.5%増)で、その追徴税額は重加算税適用税額54億円を含む435億円(同66.8%増)だった。追徴税額の本税額では、「給与所得」が194億円でトップ、次いで「非居住者等所得」が170億円、「報酬料金等所得」が16億円で続いた。

 

出典:ゼイタックス
http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2016/hojin_chosa/pdf/hojin_chosa.pdf

2016年11月11日IKG(~飯島経営グループ)
カテゴリー:税理士法人IKG


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